企業は納品や仕入れといった「モノが動く」ことと無縁ではいられない。そこにある課題は多様だ。
例えば、配送の経費が捻出できないため、社員が直接納品に出かけることになる。そこには社員の給料というコストがかかる。また、配送コストや手間を考えると、新しい販路を開拓できない、市場を広げられない、という声を聞く。物流がネックになって、仕事が広がらない。行けば仕事はあるのだが、営業マンは受注や配送に追われ、お客様を訪問できない。もし、営業マンの力を顧客訪問に集中させられれば、より多くの固定客を持つことができるはずなのに。
「物流をアウトソーシングしていない企業の方々は、『運送は高くつく』と思っていらっしゃる。運送屋にできるのは、運ぶだけだろう、と。また、納品に専門知識が必要だったり、納品方法にその企業独自の都合があって『任せられない』と考える経営者の方もおられます」 結果、どうなるか。多くの企業では、納品などの配送計画を特定のベテラン社員が担当していることが多い。そのため、配送のノウハウが若手に継承されにくい面もある。「商品の管理などにはコンピューターを導入しているのに、なぜか物流だけは、昔ながらに伝票でやりとりし、配送計画などを手書きしていることが多い。
そこで、「流通企画」の出番となる。

流通企画は、企業のデータに基づき、最も効率的な配送計画を立案する物流コンサルタントである。
そもそも物流コストとは、単なる運送費だけでなく、物流に関わる社員の給料、自社の車両費も含まれる。一般に受注、入庫、検品、品質管理、伝票発行などの作業は物流費の40%、仕分け、加工、出庫、補充、配達、受注などの作業が40%、純粋な運送費は20%といわれる。物流コストを削減するには、運送費だけでなく、物流に関わる全てを見直す必要がある。それができるのが、流通企画である。
流通企画では過去の配送データを分析する。仕入れ・納品に関して、過去、どれくらいの頻度で、どれくらいの物が動いてきたか。在庫はどうか。仕入れに関していえば、当然ロット数は多い方が単価は安い。しかし、必要以上の仕入れをして余剰在庫を抱えるのは困る。ロット数による単価の違いは、製造コストではなく運送コスト(運送自体とそれに伴う労力)によるところが大きい。「私たちは過去3年ぐらいのデータを見せてもらい、仕入れの単価と在庫のバランスを見ながら、適正な仕入れの仕方をアドバイスできるんです」。
配送計画についても同様である。企業の配送先には、それぞれ事情がある。
その情報を日々の配送業務に合わせ取り出して、並べ替えをする。「アナログだったら1日かかって50件ぐらいしか配送計画を立てられない、私たちはその10倍の配送計画を、1時間で作成することが可能です」。
流通企画では、物流技術管理士という物流のスペシャリストが、荷の流れとコストを診断し、最善の物流方法を提案する。






