半導体精密機械共同配送
半導体精密機械共同配送の歴史
1990年に物流二法が制定・規制が緩和され、私ども運送事業者も複数の荷主を積み合わせた共同輸送が可能となりました。
このことを受け、新しい運び方に挑戦すべく思考錯誤を積み重ね、1994年に県内義業者と協同組合スカイネット物流を立ち上げ通貨型センターを熊本に設置し、食品、ペットフード、建材等の九州内共同配送を他社に先駆け開始に至りました。
1999年、半導体製造装置企業様から生産物流の効率化を目的に専用トラックによる共同物流の提案を採用いただき、2005年には庫内高3メートルを確保した車両により、大型装置が容易に移動できる更なるサポートを実現いたしました。
2012年には半導体関連業者の納入業務の共同物流を開始し、樹脂製品、金属加工品、精密機器など多種にわたる特性品の納品輸送、保管業務を拡大し、品質の特性、コンプライアンス等のノウハウを積み上げました。
2022年には環境負荷低減を目指した調達物流に係るCO₂排出量削減に共同配送を推進いただき、500tの削減を実現し2024年10月には1,000tもの削減を実現しました。
今後の半導体製造装置業界における、持続可能なサプライチェーン構築にお役に立てる共同物流として、経済性、環境問題を両立させ更なる進化を続けております。
半導体精密機械を
迅速 / 高品質 / 簡易包装で
共同配送。
半導体製造装置の精密部品をはじめ、樹脂製部品、金属加工品、精密機械を、サプライヤー様より九州一円の組立企業様に折りコンやロール台車を使ってお届けする、環境負荷低減を目指したサステナブルな共同配送です。
共同配送実例紹介
2026年、EVトラックを導入し
EV共同配送センター稼働。
サトウロジックの環境対策は、フェーズ2へ。
2040年ネットゼロを達成するために、
今できることに最大限コミットしていきたい。
サトウロジックでは、
2026年1月からEVトラックを順次導入。
同年末には再生可能エネルギーを利用し急速充電設備を備えた
「EV共同配送センター」を竣工予定です。
ここを拠点に熊本エリアのラストマイル配送を
EVトラックで運行します。
2040年 Net Zeroにむけて
EVトラックを導入した共同配送システムで、
さらなるCO₂削減に貢献します。
サプライヤー様が納品で発生するCO₂は、お届け先のお客様にとってもスコープ3としてカウントされます。
2040年度までにネットゼロを目指し、環境負荷低減と地球環境保全を重要ミッションに掲げる事業活動において、スコープ3でのCO₂はサプライヤー様のご協力が不可欠です。
2026年にEVトラック導入とEV共同配送センターを稼働させるサトウロジックの共同配送の導入を、この機会にぜひご検討ください。
各スコープの定義と物流との関連
● Scope 1(スコープ1)
定義:企業・組織が自社で所有または管理する施設・車両から直接排出する温室効果ガス(GHG)。
物流との関連:自社で保有するトラックなどの燃料燃焼による排出などが該当します。
● Scope 2(スコープ2)
定義:企業が他社から購入して使用する電力、熱、蒸気などのエネルギー消費に伴う間接的なGHG排出量。
物流との関連:物流施設で利用する電力が該当します。
● Scope 3(スコープ3)
定義:Scope1、Scope2以外の、サプライチェーン全体(原材料調達、製造、輸送、使用、廃棄など)で発生する間接的なGHG排出量。
物流との関連:製品の輸送・配送(上流および下流)が、Scope3カテゴリ4および9に該当し、サプライチェーン全体のGHG排出量を考える上で非常に重要な領域です。
直送倉庫納品パターン例
EV共同配送センターの8つの
メリット
- 01EVトラック利用でCO₂の発生をゼロにします。
- 02共同配送センターの利用で、合志納品、直送先納品がワンストップで完結します。
- 03AM10時までのセンター持ち込みで福岡、佐賀、大分、熊本の直送倉庫に当日納品いたします(鹿児島のみ翌日)。
- 04折りコン、パレット、ロール台車の無料貸し出し(回収も無料)により、梱包作業や梱包資材の破棄コストを削減します。
- 05車建て料金と比べ、折りコン、パレット、ロール台車は個建て料金となるため、売り上げの変動に見合った費用になります。
- 06納品業務のアウトソーシングにより、納品物流コストが明確になります。
- 07EV共同配送センターに保管、入出庫業務機能があり、九州外からのデポとして効率化ができます。
- 08VEチームのサポートにより、梱包業務、開梱業務の効率化ができます。
共同配送料金と形態例
[売上変動に対応する個建料金例]
料金形態
● 熊本県内への納品
(1配送あたり / 税別)
| 物量 | 料金 | CO₂排出量 | |
|---|---|---|---|
| A | ロール台車1台 | 6,100円 | 約2.4kg-CO₂/ℓ |
| B | ロール台車1/2の物量 | 3,050円 | 約1.2kg-CO₂/ℓ |
| C | ロール台車1/4の物量 | 1,525円 | 約0.6kg-CO₂/ℓ |
| D | 折りコン大[ロール台車1/8の物量] | 763円 | 約0.3kg-CO₂/ℓ |
| E | 折りコン小・アミコン[ロール台車1/16の物量] | 550円 | 約0.15kg-CO₂/ℓ |
| F | 折りコン特小[ロール台車1/32の物量] | 400円 | 約0.075kg-CO₂/ℓ |
● 熊本県外への納品
(1配送あたり / 税別)
| 物量 | 料金 | |
|---|---|---|
| A | ロール台車1台 | 8,100円 |
| B | ロール台車1/2の物量 | 4,050円 |
| C | ロール台車1/4の物量 | 2,025円 |
| D | 折りコン大[ロール台車1/8の物量] | 1,015円 |
| E | 折りコン小・アミコン[ロール台車1/16の物量] | 700円 |
| F | 折りコン特小[ロール台車1/32の物量] | 500円 |
折りコン・アミカゴ・ロール台
は貸出無料。
回収料金も無料で対応いたします。
配送形態
共同配送による1日のCO₂排出量について
自社トラックで
配送する場合のCO₂排出量
(1日あたり)
● 2t車
1日の走行距離 = 約150Kmの場合:
燃費 6.5Km/ℓ
150Km÷6.5Km/ℓ= 23.1ℓ(軽油)
23.1ℓ×2.62kg-CO₂/ℓ[CO₂排出係数(軽油)]= 60.5kg-CO₂/ℓ
CO₂排出量:
約60.5kg-CO₂/ℓ
● 4t車
1日の走行距離 = 約150Kmの場合:
燃費 5.9Km/ℓ
150Km÷5.9Km/ℓ= 25.4ℓ(軽油)
25.4ℓ×2.62kg-CO₂/ℓ[CO₂排出係数(軽油)]= 66.5kg-CO₂/ℓ
CO₂排出量:
約66.5kg-CO₂/ℓ
積載量にかかわらずトラック1台分
のCO₂排出量がかかる…
サトウロジックの共同配送なら
CO₂排出量は
積載するロール台車分のみ!
ロール台車
1本あたりの
CO₂排出量(片道)
● 2t車で持込・直接納品
60.5kg-CO₂/ℓ÷2= 30.25kg-CO₂/ℓ
CO₂排出量:
約30.25kg-CO₂/ℓ
● 4t車にロール台車を14本車載
60.66.5kg-CO₂/ℓ÷2= 33.25kg-CO₂/ℓ
33.25kg-CO₂/ℓ÷14= 2.375kg-CO₂/ℓ
CO₂排出量:
約2.4kg-CO₂/ℓ
九州管内の
共同配送リードタイム例
サトウロジックの
半導体精密機械共同配送は
73
社様に
ご利用いただいています。
半導体精密機械共同配送は
※2025年8月現在